これはIT系企業につとめる文系サラリーマンの管理人が、ブログを収益化させるために悪戦苦闘する様子をリアルタイムで綴るシリーズです。
ブログ運営をしていると、多くの人が「どうやったら収益を上げられるのか?」という課題に直面するのではないでしょうか。特に、(私を含め)ブログを通じて副収入を得たいと考えている初心者の方にとって、最初のころはアクセス数や収益がまったく伸びないと感じることは少なくないはずです。せっかく時間をかけて記事を作成して情報を発信しても、思ったような結果が得られないとモチベーションも下がってしまいます。この記事ではそうした悩みを抱えるみなさんと一緒に、ブログでの成果報酬を最大化するための具体的な方法を考えていきたいと思います。
ブログ収益を得るための成果報酬の種類
ブログで収益を得る方法は基本的には広告収入であり、広告収入は大きく分けて2種類あります。
- Google AdSense: Google AdSenseでは表示される広告内容は読者の興味に合わせて自動で最適化される広告です。以前はブログに表示される広告がクリックされたときに報酬が発生していましたが(クリック報酬型アフィリエイト)、2024年2月からクリック型(CPC)から、インプレッション型(CPM)に報酬のタイプが変更されました。
- 成果報酬型アフィリエイト: ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)を通じて特定の企業と契約を結び、商品やサービスの紹介リンクをブログに貼り付けます。読者のアクション(購買、契約等)の発生に応じて広告主から成果報酬を得る方法です。
Google AdSenseで収益を最大化するための課題
Google AdSenseは広告内容が読者の興味に合わせて自動で最適化されるためブログ初心者には始めやすい一方、単価が安くそれなりの収益を安定的に稼ぐハードルは高いです。Google AdSenseの収益の計算式は2024年2月以前だと
広告表示回数 (PV) X クリック率 (CTR) X クリック単価
で表され、クリック率が 1%程度、クリック単価が30円とすると1 PVあたりの単価は 0.3円と言われていました。これはCPM (インプレッション1000回あたりの単価)が10-500円のレンジであると言われていることともほぼ一致します。広告内容を自分で選べず、CPMのレンジが決まっているとすると広告収入を上げるレバーはPVしかなく、個人ブログは分が悪いと言わざるを得ません。
成果報酬型アフィリエイトで収益を増やす方法
一方ASP経由の成果報酬型アフィリエイトは広告をする商品やサービスの内容を自分で選べ、読者のアクションに結び付いた場合の単価が圧倒的に高いため工夫が必要ではありますがうまくデザインすれば安定収益を目指すことができます。ASP経由の収益の計算式は
広告表示回数 (PV) X クリック率 (CTR) X 成約率 (CVR) X 成約単価
で表されます。また、特に広告表示回数、クリック率、成約率に関しては高める工夫の余地がありますので以下詳説します。
- 広告表示回数 (PV) を増やすためのアクション
- SEO対策:検索エンジンで上位表示されるために、キーワード選定(ある程度ニーズがあり、競合が強すぎないキーワードを選ぶ)や内部リンク強化を行います。
- SNSの活用:Xなどでブログを紹介し新しい読者を獲得します。
- 質の高いコンテンツの定期的な更新:読者にとって有益で信頼できる情報を定期的に記事を投稿することで、検索エンジンからの評価を高め、アクセス数が増えやすくなります。
- クリック率 (CTR) を上げるためのアクション
- 読者のニーズに合った広告を選ぶ:記事内容に関連した広告や、読者の興味を引きそうな商品を選ぶことで、クリック率を上げることができます。
- 目立つ場所に広告を配置:広告やアフィリエイトリンクを読者の目に入りやすい場所に設置する工夫をします。
- 成約率を上げるためのアクション
- 読者の課題を想定し、課題に対する商品のメリットを具体的に説明する:単にリンクを貼るだけでなく、ブログ読者の悩みや課題を想定し、広告している商品やサービスが具体的にどのように課題解決につながるのか記載することで読者の購入意欲を高めます。
まとめ
成果報酬を最大化するためには、アクセス数、クリック率、成約率、単価といったKPIを意識し、それぞれを最大化するためのアクションを取ることが重要です。
次回の記事では、これらのKPIを改善するための具体的なツールや方法について考察したいと思います。成果報酬をしっかり得られるブログ運営を目指して、一緒に一歩ずつ進んでいきましょう!